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七五三あれこれ②  ~衣裳のこと~

■七五三の祝い着のサイズについて

七五三の祝い着は、「肩揚げ」「腰上げ」という作業を行うことにより、それぞれのお子様にちょうどよいサイズにして着るのが一般的です。当店では撮影がメインのため、ある程度の適応サイズの中から、お客様がお気に召した衣裳を優先的にお選び頂くようにしています。万が一、大幅にサイズ違いの場合には当店ベルエクラのスタッフによる肩揚げ・腰上げで対応させて頂いております。

↑両肩に、肩揚げによって出来た段差があるのがおわかりでしょうか?(^^)

 

■肩揚げはしないで着てもいいの?というご質問

体が大きいお子様や、何らかの事情で対象年齢より成長してから七五三祝いをされる場合、肩揚げをすると丈が短くなりすぎてしまうことがあります。しかしそういう場合に肩揚げをせずに着るかというと、ベルエクラでは(あまり)おすすめしていません

理由は、子供の衣裳は伝統的に「子供が成長する」ことを前提に作られており、肩揚げにも「健康に成長しますように」という祈り・願いが込められています。「肩揚げをせずに着る=大人になった」ということなので、七五三は大人の祝いと区別しよう、というのが考えの一つです。しかし現代では、自由で新しい着物文化も広がっていますので、最終的にはご家族のお考え次第かと思います。お気軽にご相談ください。

↑せっかくの七五三なら、七五三ならではの装いを!

 

■子供が生まれた時のお宮詣りで使った赤ちゃん用着物を、七五三でも使えるって本当?

日本では、お子様が生まれた時に「お宮詣り」と称して神社に詣でる風習がありますね。その際「一ツ身(ひとつみ)」と呼ばれる着物を用意し、赤ちゃんに着せたり、抱っこした親御さんの肩ごと結び付けるなどして使います。

その着物を七五三の衣裳として着せられるかというと、答えは「“年齢と着物の状態により”OK!」。

原則として一ツ身が使えるのは3歳まで、またその際も「袖とじ」という縫製作業が必要になります。※ほかの作業も必要な場合あり

例えば小柄なお子様であれば、羽織ることはできるかもしれませんが、先述の肩揚げが充分に取れなかったり、せっかくの綺麗な柄(ガラ)が全く見えなくなったりします。やはり洋服であれ和服であれ、サイズが体に合っているという点は重要ですよね。

↑“ピシッ!”もできるようになりました

 

 


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